2016年8月3日水曜日

【合格体験記】理学部前期一般入試 ~メンタル崩壊、寝不足… それでも諦めず合格へ~

 私が東北大学に興味を持ったきっかけは単純で、部活の顧問と1年生の時の担任がともに東北大学の卒業生であるということだった。最初は興味があるだけだったが東北大学について調べると、理学部で自分の興味がある気候・気象について研究できるということを知った。東北大学理学部を第一志望にすると決めたのは高校1年の夏であった。しかし、振り返ってみると、受験生活は決して楽なものではなかった。




 2年の7月に受けた模試でC判定を出した。C判定とはいえ、今までD判定を連発してきた私にとっては大きな進歩だった。担任も「いい調子だな」と褒めてくれた。しかし、この時点で私は油断してしまった。11月に受けた模試でE判定に近いD判定を出してしまった。担任から非情な宣告を受けた。それは「次の模試でB判定を出せなかったら東北大学を諦めてもらう」というものだった。これまでB判定以上の判定を出したことがなかった私は、この時点で志望校を1ランク下げることを検討した。しかし、友人が「東北大学を諦めるな」という言葉をかけてくれた。その言葉を受けた私は決断した。「次の模試までの期間、音楽番組を除いてテレビを一切見ない、ゲームも完全に封印する」と。おそらく高校3年間の中でもっとも勉強した期間だった。この努力の結果、次の1月の模試ではA判定を出すことに成功した。さらにその次の模試でもA判定を出し、危機を乗り越えることができた。

 3年になってもこれまでの勉強のおかげで模試では連続してA判定やB判定を出せていた。そしてセンター試験前日の夜、布団に入って寝ようとした。しかし緊張からか心臓の鼓動が止まらず全然眠れない。睡眠不足のまま試験に挑んだ。次の日も睡眠不足となったため、ひどい成績を覚悟した。それでも自分が出せる全力を出した。そのおかげなのか、採点すると結果はこれまでの模試でも出したことのない好成績だった。この結果、無事東北大学の前期試験に出願できた。このとき私の中で「この調子なら大丈夫だ」という自信が生まれた。

 しかしその自信はすぐに崩されることになった。併願で受けたR大学とK大学に落ちたのだ。特にR大学に落ちたのは衝撃的だった。今までD判定以下を取ったことがなかったからだ。メンタルが完全崩壊してしまった私は全く自信が持てないまま前期試験を受けることとなった。当然、2日間とも寝不足となった。しかし、「諦めるな、俺」と自分を励ましながら試験当日を寝不足のままでどうにか乗り切った。そして、なんとか合格して現在に至る。

 この経験を通して私が言いたいことは「諦めるな」ということに尽きる。どんなに困難な状況でも絶対に諦めないという信念があれば状況は好転するのだ。最後に、この合格体験記を読んでくれた受験生諸君が志望大学に合格できることを願っている。

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