2016年7月31日日曜日

【基礎ゼミ紹介】「『宗教』で考える日本史」 ~留学生と共に歴史を考察する~

 筆者が受講した基礎ゼミは「『宗教』で考える近代日本史」という名前の講義である。このゼミは国際共修ゼミであり、受講者の半分が留学生で占められている。




 このゼミでは、名前の通り宗教の視点から近代の日本史について受講者が考察していく。受講者は、最初の講義で先生から与えられた論文の中から次の講義までに一つ好きなものを選ぶ。そして、講義の各回で一人か二人ずつ、その論文をまとめて他の受講者に報告する。その後、その報告に基づいて、皆で討論を進めていく。

 この講義の特徴は、国際共修ゼミであるが故に国際色がとても強いことである。日本史について学ぶ講義であるが、留学生達が積極的に参加しているので、自分達では気づくことのできない他国の視点からの日本史も学べる。

 また、この基礎ゼミでは論文をまとめる際にレジュメを作成し、先生に送る。レジュメやメールの文章の書き方から発表の仕方まで、将来のゼミ発表で困らないように、先生に優しく丁寧に教えてもらえる。

 筆者自身は日本史を高校で学んでいなかったこともあって、ゼミの討論についていくことや発表用のまとめを作成することに多少の苦労を強いられた。しかし、先生の親切なサポートと留学生達を含めた周りの受講生からの良い刺激もあって、徐々にゼミについていけるようになり、発表もそれなりのものができた。日本史に対する姿勢も変えられた。

 このように基礎ゼミは自分を成長させることのできる良い機会である。自分の興味ある分野から選択できるのも良い部分である。皆さんも無事本学に入学したら是非積極的に取り組んで自分の成長につなげてほしい。

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