2016年7月29日金曜日

【教員インタビュー】リチャード・メレス講師 ~恐れずチャレンジを~

 本学には、日本人だけでなくアメリカ合衆国など外国出身の教員もいる。今回は、高度教養教育・学生支援機構の英語講師であるリチャード・メレス先生に話を伺った。




―外国の学生と比較して、日本の学生にはどのような特徴がありますか

 日本の学生は何でも真面目に取り組んでいると思います。私は東北大の教員になる前は高校で10年間専任教員として働いていましたが、先生がいなくてもきちんと自習をしている姿を見た時にはとても驚きました。アメリカ人は勉強する人より自由な時間を過ごす人の方が多いですから。また、アメリカでは部活動は季節ごとに違ったものに取り組みますが、日本では一つに絞って部活動を休みなく真面目に頑張っているという印象があります。

―東北大生と接しての印象は

 東北大生はレベルが高く、遠慮なくオールイングリッシュで授業ができます。今までしっかりと勉強してきたことを感じます。授業で英語によるエッセイを書かせていますが、深くトピックについて考えられていると思います。こちらが思いもよらない考え方をする学生もいて、いつも感動しています。ライティングやリスニングはよくできているので、コミュニケーションを頑張ってほしいです。また、失敗してもいいので意見を言ってみてほしいですね。

―日本の若者が世界で活躍するために大学在学中にやっておくべきことは

 グローバル化で国際的な仕事をする機会が増えてきていて、英語が必要になってきます。特に、コミュニケーションスキルとプレゼンテーションスキルを磨くことが大切です。せっかく良いアイディアを思いついても、発表できないともったいないですよね。そのためには、ディスカッションやスピーチの体験を持つことが大切ですので、緊張感に慣れてほしいです。

―オープンキャンパスに来場した高校生にメッセージを

 "Try new things.”という言葉を贈りたいです。いつもと同じ安全なところに居続けようとするのではなく、新しいことにチャレンジしてほしいと思います。

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